三姉妹がそれぞれ全く異なった 経緯を経て医学部合格! | 医学部受験予備校・塾の池袋理数セミナー
三姉妹がそれぞれ全く異なった 経緯を経て医学部合格!
永木様

受験結果

  • Rさん(長女)帝京大学医学部合格
  • Fさん(次女)北里大学医学部特待合格
  • Aさん(三女)東京女子医科大学合格

対談相手

  • 永木茂氏 (お父様)

    ながきこどもクリニック 内分泌外来、けいれん外来専門医

    杏林大学医学部卒業 ロンドン大学神経研究所留学、東京女子医大小児科講師、東京女子医大小児科準教授を経て2013年より、ながきこどもクリニックにて内分泌外来、けいれん外科を担当する。 現在は、東京女子医大小児科、東京女子医大八千代医療センターにおいても内分泌外来を受け持っている。
  • 永木幸子氏 (お母様)

    ながきこどもクリニック院長 東京女子医科大学卒業

    東京女子医科大学付属病院小児科、聖母会聖母病院小児科 院長を経て、2008年ながきこどもクリニックを開業する。

※「 Doctors Jounal VOL.21 2017 winter 」より抜粋。掲載内容は取材当時の内容です。

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三姉妹が医学部に合格。信じて口は出さずに、娘たちに寄り添うことに徹しました。

受験生の親が語る 医学部合格体験 長年にわたり医学部受験指導に携わってきた池袋理数セミナーの藤田博人塾長は
「近年の医学部受験はますます難易度を増しています。
合格するためには、受験生本人の得手、不得手を踏まえて、志望校を絞り込んだ戦略的な受験勉強が必要とされています。
それに加えて絶対条件となるのが、なんとしても医学部に入りたいという受験生本人の強い意志といえるでしょう。
医学部合格は受験生の親と我々受験指導者が、受験生の良き走者となってゴールを目指すマラソンのように思います。
そして、受験生を必ずゴールさせることが私の使命であるとも思っています。
受験生をお持ちの医師である父親や母親は、医学部受験を経験し乗り越えてきた最も身近にいる先輩でもあります。ですから受験に臨むお子さんにとって一番の理解者であって良きサポーターであって欲しいと思います。」と語る。
今回の対談では、三姉妹を全員医学部に入学させた永木医師ご夫妻からわが子の医学部受験を語ってもらった。

三姉妹がそれぞれに、全く異なった経緯を経て医学部合格を果たしました。

藤田

本日はお忙しいところをありがとうございます。永木先生の三姉妹のお嬢さんたちは、全員が池袋理数セミナーの塾生として医学部合格を果たされました。 三人それぞれに全く異なった経緯の医学部受験で、非常に印象深く思い出に残っています。

幸子氏

ありがとうございます。
私どもの三人の娘たちは、自分で決めて、それぞれが全く異なった経緯で医学部進学を果たしました。親の私たちから特に何か言ったことは一切ありませんでした。
まず長女の里佳は、フランス交換留学から帰国し、高校3年生の進路決定で医学部を目指しました。高校卒業後大手の予備校に通いましたが結果が出ず他学部に一度は入学しましたが、やはり目指すものは違うと悟り、理数セミナーにお世話になりました。
理数セミナーさんでは一から受験勉強をやり直すように指導をいただきました。
一次試験は合格するも、二次試験の合格をなかなか得られない年が続き、一時は一人で勉強していた時もありましたが、最終的に2006年に池袋理数セミナーさんに再入塾して翌年に帝京大学医学部に合格いたしました。三姉妹の中では彼女が最初に医学部に進学しました。
次女の文子は、工学部大学院を卒業後、一般企業に就職しました。そこで数年間勤務したのですが、姉妹の医学部進学に触発されて、退職して医学部を目指しました。
退職した年の9月から池袋理数セミナーさんで受験勉強に取り組み、翌年に北里大学医学部に合格しました。
8か月間という短い受験勉強期間でしたが合格でき、これには正直驚きました。まぐれではないかとさえ思いました。彼女の場合、一度社会人を経験してから医学部受験を目指したために遅咲きのスタートでした。順番としては三姉妹の中で三番目の医学部進学です。
三女の暁子は、大学を卒業した後、あらたに医学部を目指して卒業した年の6月から池袋理数セミナーさんで受験勉強に取り組みました。動機は、手に職をつけたかったことと、本人が入院した時に、女性の気持ちは女医でなくては分からない。だから自分は女医になりたい、と思ったことです。
そして池袋理数セミナーさんのおかげで志望していた東京女子医科大学医学部に合格しました。合格の順番としては三姉妹の中では二番目となります。

親にとって娘たちの医学部受験は、苦労より忍耐だったと思います。

藤田

本当に三者三様ですね。つまり、まず長女の里佳さんが帝京大学医学部に合格し、次に三女の暁子さんが東京女子医科大学に合格、翌年に次女の文子さんが北里大学医学部に特待生合格したことになるわけですね。
それにしても3人のお嬢様を全員医学部に進学させるまでの間は、ご両親としてさぞやご苦労やご心労もあったかと思いますが。

茂氏

実はそれほど苦労したという実感はないのです。あえて言うとしたら、忍耐の連続だったと言えるかもしれません。
親にとっては忍耐でしたが、それ以上になんとか頑張っていたのは娘たち自身だったと思います。
特に池袋理数セミナーさんに入塾していた時は三人とも朝早くから夜遅くまで受験勉強の毎日で、息抜きをするような事もほとんどなかったように思います。

幸子氏

親としては、じっと見守ることしかできなかったように思います。
だからといって、家庭内の雰囲気が神経質になっていたということは全くありませんでした。
3人の娘たちがそれぞれに自分の選んだ目標に向かって一生懸命に頑張っている姿を、私たちは静かに見守っているという感じでした。長女の受験の時は妹たちも応援していました。

どうしても医師になりたいという強い意志が大切

藤田

お嬢様たちに、将来は医師になって欲しいという思いはあったのですか。

幸子氏

私は、子供が小さい頃から、本人がそれぞれに自分が進みたい道に進めば良いと思っていました。
自分がそれぞれに納得する人生を選択すれば良いと思っています。その考えは今でも同じです。ですから、私から医師になって欲しいと要望したことはありませんでした。

茂氏

私たち両親とも医師でしたので、その影響はあったと思います。
私は娘に、女性は人生において自立できる技術や能力を持っているほうが良いと、それが人の役に立てる資格であればなおさら良いのではないかと話したことはありました。
長女は高校3年生の時に、医師になりたいという思いが生まれました。
妹たちは、最初は長女の受験に「お姉ちゃん頑張れ。」と応援していたのが、その姉が頑張って医学部に合格した姿に触発されて、自分たちも医学部に行きたいと思うようになったようです。

藤田

当塾の生徒さんの中でも、親の医師として頑張っている姿を見ていて、自分も医師を目指すようになった人は多いですね。そんな生徒の中には親を尊敬しているという人も多いです。
親は意外と気づかないのですが、子供は親の姿を良くも悪くもしっかりと見ています。
長年受験指導をしていて感じることは、合格する人の多くは「どうしても医師になりたい。だから医学部に合格したい。」という強い思いや意志を持っているということです。そういう人は、短期間でも成績が大きく伸びます。
特に難易度が上がっている医学部の受験勉強は大変辛いと思います。
多くの受験生に共通して言えますが、成績もあるレベルまで上がるとそこからの伸び悩みやスランプに陥ることが多いのです。それを乗り越えるために大切なのは、医師になりたいという強い意志だといえます。ただ医学部に入りたいという漠然とした動機では、今の医学部受験を勝ち抜くことは難しいですし、せっかく医学部に入っても途中で挫折してしまう人もいます。

勉強のことについてはなるべく触れないようにしていました。

幸子氏

受験生の親として子供にできることは限られています。
特別なことをしたという記憶はありませんが、とにかく子供の健康面には一番気をつけていました。どうしても寝不足気味になっていますし、食生活も不規則になりがちでしたから、できる限り健康には気をつけました。それと、精神的な面で息抜きができるようにも心掛けました。
勉強のことについてはなるべく触れないようにしていました。良い点数の時は報告してくれるのですが、悪いときは教えてくれません(笑)。ですから、勉強の進捗状況やテストの点数なども聞きたいのですが、そこは娘を肩じて我慢していました。

茂氏

私も成績のことなどを聞きたかったのですが、妻が聞かないので私も我慢していました(笑)。
受験時代の娘たちは、朝早くから夜遅くまで勉強をしていて、生活のリズムが違っていたので、どうしても日常生活の中で顔を合わす機会が少なくなってしまいました。
それと、仕方がないでしょうが、思春期の娘たちは父親よりは母親寄りなのですね(笑)。父親として受験期間中の娘にどう接して良いのか分からず、娘たちの勉強のことは池袋理数セミナーさんに、日頃の相談などは母親に任せていたという感じでした。それでも、娘たちを信じていたのは私も同じでした。

藤田

当塾では受験勉強を通じて人格的成長も心掛けています。ですから生徒の健康管理や自己管理にも力を入れて指導していますので、身体を壊してしまう生徒はいません。
確かに受験生のお子さんへの接し方はとても神経質になるものです。そこで私どもでは保護者面談などで、生徒本人、ご両親、塾の連携を密に取り、なるべくご両親の不安を解消し、安心してお子様を池袋理数セミナーにお預けいただけるようにしています。
先程の、成績を聞かなかったというお話ですが、娘さんたちはそんなご両親のお気持ちは十分理解していました。それに三人ともご両親のことをとても尊敬していました。私は本人たちから聞いていましたので、ご両親の背中をしっかり見て育ってこられたのだなと思いました。

— エピソード —
信じて気持ちに寄り添うことに徹していました。

幸子氏

当時を振り返ると、長女の里佳が一番苦しかっただろうと思います。私は今でもあの時の里佳の頑張りには脱帽し、我が子ながら尊敬しています。
そんな里佳との一番の思い出は、家の近所を毎晩一緒に、たわいもない話をしながら散歩したことです。そんな時に勉強の話はしませんでした。
私も日中は仕事や家事がありましたから毎晩の散歩は大変でしたが、それで娘のストレスが少しでも発散できればと思い、毎日娘に寄り添うようにしました。でも実は、里佳はそんな私の思いに気がついていたようでした。私たちはお互いを慮りながら散歩していたわけです。

茂氏

そのことは私も知っていました。帰宅したら、今日はいないな。また出掛けているんだなと(笑)。
私は娘たちと時々、近所のバッティングセンターに行ったことを思い出します。そこで彼女達には、どんな仕事でも最低3年間は我慢しなければ見えてこないものがある。だから最低でも3年間は勤めるべきだと話したことがありました。

幸子氏

一度社会人になった文子には、私が会社での仕事の悩みや、時には愚痴も聞いてあげていました。

藤田

そんなこともあったのですね。
ご両親の素晴らしいコンビネーションプレーですね(笑)。

今の医学部受験では高度な戦略性が求められます。

藤田

今の医学部受験では、受験生本人の得意・不得意分野や諸条件に加え、合格の可能性を踏まえて絞り込んだ志望校に合わせた戦略と対策が、全ての受験生に必要といえます。
特に文子さんは、当塾での在籍期間は8ヶ月間ですが、実質4か月間の受験対策で北里大学に特待生で合格を果たしました。池袋理数セミナー20年の歴史の中で最短合格です。
これは医学部受験戦略の勝利の最たるものだといえるでしょう。彼女の場合、諸条件を考慮して合格の可能性を考えた結果、北里大学に照準を合わせました。残された時間は少ないですから、全範囲をやり切ることはできません。出題されそうな重点項目と予想問題に絞り込んで、4か月間徹底して学習し受験に臨みました。
それまでの数年間は会社勤めをしていて、退職した9月からのスタートにもかかわらず、見事に特待生合格をして、私自身が非常に驚きました。

茂氏

次女の文子は姉妹の中では一番理系向きで、要点をつかむことが得意でした。そのかわり丸暗記が好きではありませんでした。

藤田

お父様の言われる通りです。文子さんは理由が腑に落ちないと理解しないタイプでした。それと社会人経験で自身のスケジュール管理を身につけており、勉強方法も確立されていました。ですから、論理的思考性が強く要点をつかむことが得意な性格を活かし、極力ポイントを絞った学習を進めました。

子供の力を信じ、最後まで見守り続けることに尽きると思います。親が子どもの芽を摘んではいけないと思います。

幸子氏

子供の受験に際し、親として大切なのは子供の力を信じて見守ることに尽きると思います。本人がやりたいという以上は、信じてどこまでも寄り添うことではないでしょうか。
私は、本人の気持ちを最も大切にしました。途中で止めたら良いのではと思ったことは、受験勉強の間に一度もありませんでした。

茂氏

親は子供に強制はできません。
子供は親の背中を見て成長します。ですから親が頑張っている姿を見せることが一番ベースにあると思っています。
自ら望んだ受験とはいえ一番大変な思いをしているのは本人ですから、親がその芽を摘んではいけないと思います。いろいろと言いたいことがあったとしても我慢して、子どもを信じ切り最後まで見守り続けることが大切なのではないでしょうか。
そして、娘たちの望みが成就出来たのは池袋理数セミナーの先生方のおかげでした。朝早くから夜遅くまで勉強が出来る環境を整えていただき、きめ細かい適切なご指導をいただきましたおかげと感謝しております。

藤田

子供を信じていない親はいないと思います。しかし、とことん子供を信じ続けるということは本当に難しいことだと思います。時には子供の辛そうな姿に負けてしまい、親のほうが先に諦めてしまうことも実際にあります。
私は保護者会では、まずお父さんお母さんが腹をくくってくださいと話しています。合格するまで諦めないと思って頂いた方が、かえって意外と早く合格するとも話しています。
そんな時にはいつも、それぞれに志を貫徹した里佳さん、文子さん、暁子さんの永木三姉妹とご両親のことを思い浮かべています。
本日は貴重なお話を頂き、ありがとうございました。

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