同窓会企画第2弾 2019年度卒業生の成長報告

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、誠に残念ではございますが、2019年度「池袋理数セミナー卒業式」及び「同窓会」は、中止となりました。
そこで同窓会で行う企画として準備を進めていた以下3つの企画について、池袋理数セミナーHPやSNSを通じて皆様にお届けしたいと思います!
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第1弾 2019年度卒業生の会 活動報告
第2弾 卒業生の成長報告
第3弾 2019年度ダルニー奨学金のご報告
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第2弾 『卒業生の成長報告』
成長報告とは・・・同窓会では、毎回卒業生から成長報告として、ご自身で経験したこと、学んだこと、目標としていることなどを発表して頂いています。成長報告により、発表者の卒業生だけでなくその報告を聞くことでほかの卒業生の方たちの刺激や活力となり、高め合える関係性の構築を目的としています。

〇報告者・自己紹介
山田大薫(ヤマダタイガ)
■所属 日本大学医学部 (3年)
■池袋理数セミナー卒業生(2017年度卒業)
■英語科 非常勤講師 
■卒業生の会 2019年度相談会企画リーダー

~Message~
わたしが2019年に経験し、成長を感じられた出来事について、成長報告をさせて頂きます。それは、池袋理数セミナー卒業生の会の企画『相談会』で得た学びについてです。これから何かに挑戦しようと考えている方やいろいろな経験をされた方々にも共感いただけたら幸いです。

相談会との出会い・・・
私が生徒時代に卒業生の会が開催する相談会に、相談する側として参加したことが出会いです。その時のことを今でも覚えています。自分と同じように理数セミナーで学び、合格を勝ち取った先輩方が親身に寄り添って当時私が抱えていた悩みの解決の手助けをして下さいました。卒業後も後輩に影響力を与えることのできる先輩方に憧れを持ち、自分もいつか卒業生として後輩たちを応援できる存在になりたいとその時に強く思いました。

企画への参加と目標・・・
大学入学後、相談会の企画に参加しないかとお話を頂きましたので、是非にと思い、引き受けさせていただきました。相談会では、生徒の抱えている悩みや不安に対して解決策を見出し、その対策の計画を具体的行動にまで落とし込みます。企画を通して、生徒のモチベーションや学習の質の向上に繋げていきたいと考えました。また、生徒の相談にのるアドバイザー役として参加する卒業生には、参加することで、普段の生活では得られないような学びや達成感を得られればと企画しました。
そして、生徒が志望校合格した際には相談会に参加して良かったと振り返ってもらえるような相談会作りを目指しました。

エピソード・・・
私は2019年度の相談会のリーダーを春と冬の2回務めさせて頂きました。一回目の春の相談会では初めてということもあり、準備段階の時点でのアドバイザーの募集やスケジューリング、PC操作、相談会当日の進行等なかなかうまくいかず、多くの場面でリーダーとして満足のいく結果が出せませんでした。様々な方にフォローしていただき、相談会としては成功していたものの自身の医学生としての勉強や部活と卒業生の会の両立は難しいのではないかと思い2回目の相談会のリーダーは辞退しようとも考えました。しかし、そういった私の悩みに対して企画に携わる多くの方が私の課題と一緒に向き合い、協力して下さり、あきらめずにもう一度リーダーをやることを勧めて下さいました。2回目の冬の相談会では、1度目の経験を活かしながら、実務を効率的に進められるように工夫していきました。前回よりもスムーズに企画を進めることができ、余裕も生まれ相談会当日も含めて前回までは見えなかった細部にも目を届かせることができ自分自身の成長を実感できました。

学び・気づき・・・
相談会アドバイザーの立場としては、限られた時間内での生徒へのアドバイスの仕方、伝え方の難しさを知りました。同じ質問に対する答え方も感じ方も生徒によって異なります。もしかしたら、こちらが意図していないようなことを感じてさせてしまったり、逆にこちらが何気なく発言したことが生徒にとってはとても大きな気付きであったり、精神的な支えであるかもしれません。予測が難しいからこそ、私たちは最大限感覚を研ぎ澄ませて、生徒一人ひとりの性格や思考、状況を読み取りながら、生徒の心に寄り添った適切なアプローチができるように努力する必要があります。相談会のアドバイザーとして取り組んだことではありましたが、実はこうした能力は私たちの普段のコミュニケーションの場、さらには医療従事者になってから患者さんを診るときにも非常に大切なことだと改めて実感しました。

次にリーダーの立場として、自分が中心となり物事を動かすためのスキルを学べました。あらゆるリスクを想定した予定の立て方、相手に返事を貰いやすくするための文面作成、事務的な処理能力など今まで自分があまり経験していないノウハウを学ぶことができました。さらに、思うようにいかなかったり、忙しい中でこそ、気付けたり学べるものがあり、それこそが、これからの困難に直面した時の糧となる貴重な経験であると感じることができました。

これから・・・
成長できたとはいえどもまだまだ多くの方の力をお借りしているので今後も少しずつでも自分でできることを増やしていくと同時に、私が経験したことを次の世代に伝えて相談会をより発展させていきたいと考えています。そして自分たちの経験を理数セミナーに還元できることの喜びをもっと多くの人たちと共有できたらと思います。

~最後に~
ここまでご覧頂きありがとうございました。卒業生の会の活動を通して多くの刺激や気付きをもらえたことは私にとって大きな財産であり、このような場を提供して下さった全ての方々に感謝申し上げます。そしてこれからもこの経験を活かし色々なことに挑戦してまいります。ありがとうございました!

※本企画は、「池袋理数セミナー卒業生の会」に所属する卒業生が企画しています。
卒業生の会は、池袋理数セミナーでのかけがえのない経験を後輩の皆さんへ伝えたい、応援したい、という想いから、2005年に卒業生たちが自ら立ち上げた組織です。
■卒業生の会の活動■
相談会、報告会、同窓会、一日医師体験、医療面接講座、応援メッセージ等
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