入塾前に抱えていた課題

高２から入塾しました。
中学のときは駿台模試で偏差値65以上を取っていたのに、高１で勉強を放棄したかのような怠惰な1年を過ごしました。
成績ってこんなに落ちるものなんだと、驚くほどの下がり様でした。
中学時代の模試は英数国だけでしたし、日頃の積み重ねが無くてもなんとかなったのかもしれません。
しかし、高校ではそうはいかず、コツコツ勉強して来なかったことによる知識・常識の無さが早速高１で露呈しました。
成績が下がっているのに本人は自覚に欠け、勉強しません。
全く反抗的な訳ではなく、親の話もニコニコして聞くのですが、聞くだけで自覚が芽生えません。
自分の危機的状況を本人が理解し自覚して行動しない限り進歩はないと親は考え、じっと待つ状況でした。

理数セミナーに入塾した経緯

学校の担任の先生から勧められたのがきっかけでした。
このときの面談のおかげで、本人が本当に医学部に行こうと思っているのだと親にも分かりましたし、何より本人が自覚するようになりました。
親子共々腹を括って、大変だと噂に聞いていた池袋理数セミナーに行くことを決めました。

お子様の合格の原動力

まず第一に、長時間、一緒に勉強に取り組んで頂いたところです。
とにかく自分から勉強に取り組まない子でしたので、そんな本人の性格を踏まえ、強制的に勉強させて頂けたのは本当に有難いことでした。

勉強する生活というものを体で覚えさせて頂いたのではないかと思っています。
英生のできなさに合わせて基礎からじっくり取り組んで頂きましたし、勉強中に生じる疑問をすぐ先生に質問できる環境であったこともよかったと思います。
英生は先生方を心から信頼しておりました。

第二に、勉強だけでなく、精神面で自己を掘り下げるような作業をして頂けたところです。
じっくり勉強するだけでも成長するとは思うのですが、自己分析、自己評価を繰り返すことで成長に成長を重ねたような印象があります。
成績という結果だけでなく、自己を冷静に評価できるようになりました。
この二点が、合格の大きな原動力になったと思います。

お子様・保護者様にとっての理数セミナーの講師

私共にとって先生方は、親の手の行き届かないところを全て引き受けて面倒を見てくださる貴重な存在でした。
入塾後も家では勉強せず楽しそうに笑っている息子の様子を、息子に内緒で何回も横井先生にご相談させて頂きました。
その都度、先生から丁寧なアドバイスを頂き、対策を立てて頂きました。
笑えないくらい宿題を増やしても貰っても息子はまだ楽しそうで、一向にその表情には受験生の色が伺えず、先生からは「塾ではしっかりやっていますから、家では息抜きさせましょう。」と言われたこともありました。
結局、彼の顔から笑顔が消えたのは、本命の受験本番が続いた1週間だけでした。
先生には英生のことをよく理解して頂き、適切に御指導頂いたのだと思います。感謝申し上げます。

また、学校選びや合格の可能性など、正確な情報を提供して頂きました。
私共は大学受験に関して全くの素人ですので、先生方から頂く情報が頼りでした。
親子で先生方に全幅の信頼を寄せておりましたので、今振り返りますと受験情報誌など1冊も購入することなく、先生方のお話と保護者会の資料だけで、合格にたどり着くことができました。
本当に感謝しております。
ありがとうございました！

これから受験を迎える保護者へのメッセージ

四浪の医学部志望の親しい知人がいるのですが、今年も結果が出そうにありません。
予備校での指導内容を聞くと、本人の成績から想定できる良い方の可能性に重点を置いて話を進められたようです。
これが理数セミナーとの大きな違いだと思いました。
私は保護者面談の度に、悪い方の可能性を詳しく説明されました。
受験直前も、起こりうる最悪の事態を避けるためにどう備えていくかという面談でした。
親も受験生も何となく志望校に合格するような幻想を抱いていますが、現実はそう甘くないのでしょう。
受験生の到達度が分かった上での先生方のお話は本当に的確でした。
我が家に最悪の事態は起こらず、結果を出すことができました。
良さそうな話ばかり聞かされたのでは、現実が見えないばかりか、調子に乗ってしまいそうです。
楽な方に流されてはいけないと思います。
私達が厳しいと思うことが実は現実であり、これを乗り越える力を息子は理数セミナーで身に付けました。
理数セミナーにご縁頂いて本当によかったと思います。

記憶に残るエピソード

「理数セミナーの授業中に、理科の実験をさせたのは英生くんが初めてです。」
と横井先生から聞いたことがあります。
高1までの理科の知識が全くありませんでした。