医学部合格者の約5割が「高1から受験勉強を始めるべき」と回答!実際のスタートは“高2春以降”が最多という現実―池袋理数セミナーが医学部志望者133名に調査

医学部専門塾「池袋理数セミナー」(所在地:東京都池袋区、代表取締役:藤田 博人)は、医学部進学者および医学部志望の在籍生と医学部進学者133名を対象に、「医学部受験勉強を始めた時期」と「理想と考える開始時期」に関するアンケートを実施しました。

その結果、約5割(49.6%)が「高1から始めるのが理想」と回答した一方で、実際には約3割(31.1%)が“高2春~夏”から開始していることが明らかになりました。
この結果から、医学部受験における「早期スタートの重要性は理解しているが、実行には至らない」受験生の実情が浮き彫りになりました。

医学部合格者の約5割が「高1から受験勉強を始めるべき」と回答!実際のスタートは“高2春以降”が最多という現実―池袋理数セミナーが医学部志望者133名に調査

■調査概要

  • 調査概要:「医学部受験勉強を始めた時期」と「理想と考える開始時期」に関する調査
  • 調査期間:【卒業生】2022年10月18日~2025年4月13日、【在籍生】2025年4月8日~2025年8月12日
  • 調査方法:インターネットによる自記式アンケート調査
  • 有効回答:医学部進学者および医学部志望の在籍生と医学部進学者133名

【衝撃】医学部合格者の約5割が、最適な勉強開始時期は「高校1年生」と回答!

【衝撃】医学部合格者の約5割が、最適な勉強開始時期は「高校1年生」と回答!

  1. 医学部受験対策を開始するのに最適な時期はいつだと思いますか?

開始時期 割合(%)
中学生 9.9%
高1 49.6%
高2春~夏 35.9%
高2秋~冬 4.6%
高3春 0.0%
高3夏以降 0.0%
浪人生 0.0%

「医学部受験対策を開始するのに最適な時期はいつだと思いますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「高校1年生」で、全体の49.62%と約半数を占めました。

次いで「高校2年生春~夏」が35.88%となり、高校2年生の夏までには始めるべきだと考えている層が全体の約85%にものぼる結果となりました。

このことから、医学部という最難関の受験を突破した、あるいは目指している生徒たちは、早期からの対策が合格の鍵を握ると強く認識していることが伺えます。

しかし現実は…合格者の約半数が「高2」から受験勉強をスタート。理想と1年のギャップが明らかに。

しかし現実は…合格者の約半数が「高2」から受験勉強をスタート。理想と1年のギャップが明らかに。

  1. ご自身が受験勉強を始めた時期はいつですか?
開始時期 割合(%)
中学生 23.0%
高1 16.4%
高2春~夏 31.1%
高2秋~冬 16.4%
高3春 8.2%
高3夏以降 1.6%
浪人生 3.3%

一方で、「ご自身が受験勉強を始めた時期はいつですか?」という質問では、最も多かった回答が「高校2年生春~夏」で31.1%、次いで「中学生」が23.0%という結果になりました。

理想の開始時期として最多だった「高校1年生」から実際に始めた生徒は16.4%に留まり、「高校2年生」から開始した生徒は合計で47.5%と約半数を占めています。

理想と考える時期よりも1年近く遅れてスタートしている実態が浮き彫りとなり、多くの受験生が「もっと早く始めるべきだった」と感じながら、厳しい受験勉強に臨んでいたと推察されます。

一方で、意識の高い層も。医学部合格者の2割以上が中学生から準備を開始。しかし、その経験者たちでさえ「理想は高1」と考える深いワケ。

一方で、意識の高い層も。医学部合格者の2割以上が中学生から準備を開始。しかし、その経験者たちでさえ「理想は高1」と考える深いワケ。

今回の調査で注目すべきは、実際に23.0%の生徒が「中学生」の段階で受験勉強を開始している点です。これは、実際に「高校1年生」から始めた層(16.4%)よりも高い割合です。医学部合格という明確な目標を持つ家庭や生徒は、中学時代から高校の学習内容を先取りするなど、非常に早い段階から戦略的に対策を進めていることがわかります。

しかし、さらに興味深いのは、実際に中学生から始めた生徒が多いにもかかわらず、「中学生からが理想」と答えたのはわずか9.92%であったという事実です。

この一見矛盾した結果からは、早期学習の経験者だからこそ見えた「現実」が読み取れます。中学生からのスタートは、長期間にわたる学習へのモチベーション維持の難しさや、精神的な負担、学校生活との両立の困難さを伴う可能性があります。経験者たちは、その厳しさを実感したからこそ、「本格的な受験勉強は、目的意識がより明確になる高校1年生から始めるのが、精神的にも学習効率的にも最もバランスが取れている」と考えているのではないでしょうか。

さらに考察すると、「中学生のうちに始める」という選択には、本人の意識だけでなく、家庭、特に親の教育意識の高さが大きく影響していると考えられます。多くの場合、受験準備の主導権は親にあり、子ども自身は「親に言われて始めた」ケースも少なくありません。そのため、当時の生徒が医学部合格後に「高1からでもよかった」と感じる一方で、親の立場から見れば「中学から始めておいて良かった」という安心感を得ている可能性もあります。※弊社では中学からスタートした生徒の85%以上は医学部現役合格を果たしています。

 つまり、「中学からの早期スタート」は、親世代の意識の高さと、子ども自身の経験的実感とのギャップを映し出しているとも言えるでしょう。

結果として、「高校1年生」という回答は、単なる早期スタート推奨ではなく、厳しい受験勉強を経験している生徒本人の目線から見て「最適なスタート地点」になるのではないかと考えられます。

まとめ 

今回の調査では、医学部合格者・志望者が考える「理想の開始時期」と「実際の開始時期」に大きな隔たりがあることが明らかになりました。

多くの生徒が「高校1年生」からのスタートを理想としながらも、実際には「高校2年生」から始めているという現実は、医学部受験の厳しさと、早期対策の重要性を物語っています。これから医学部を目指す受験生とその保護者様にとって、今回の調査結果が、後悔のない受験戦略を立てる一助となれば幸いです。

池袋理数セミナーについて

1996年創立の医学部受験専門予備校・池袋理数セミナーは、東京都豊島区・池袋に本校を構え、20年以上にわたり1,000名以上の医学部合格者を輩出してきました。

「第一志望合格に必要なことをやり尽くす」という理念のもと、生徒・保護者・講師の三位一体体制による密なコミュニケーションと、 一人ひとりの学力や志望校に合わせた完全オーダーメイドの受験戦略を提供しています。

同校が重視するのは、学力だけでなく「医師になる志」。成績よりも“成長したいという意志”を持つ生徒を支援し、学習姿勢の確立から面接・小論文まで徹底的にサポートします。

また、国公立・私立を問わず多数の医学部に対応したプロ講師陣による指導体制と、定期的なガイダンス・保護者会による情報共有の仕組みが、確かな合格実績を支えています。

近年では、全国の受験生が自宅から学べるオンライン指導も拡充し、 「学力の育成」と「志の育成」を両立する予備校として高い評価を得ています。

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