Messages 講師・卒業生・ご家族より皆様へのメッセージ

一日医師体験・医療面接講座② 実施レポート

前回の記事で生徒の感想をご紹介させていただきましたが、今回は開催に向けての思いや当日の様子についてレポートさせていただきたいと思います。

前回の記事はこちら➡一日医師体験・医療面接講座
あなたの理想の医師像は何ですか?
この2つのイベントは生徒の理想の医師像を明確にすることを目的としています。
明確な医師像を持つことで、「医学部に絶対に合格する!」という志がさらに固まり、医学部受験の狭き門を通り抜けられるだけの原動力へと繋げていくことができます。
池袋理数セミナーの生徒の多くが医学部合格を目指して、日々学習をしていますが、実は医学部卒業後の医師として働くイメージが持てていない生徒が多くいます。
生徒の中には保護者様が医師としてご活躍されている場合もあるのですが、なかなか時間を取って話をする機会が取れなかったり、親子の関係だとどうしても本音で語り合うことが気恥ずかしかったりすることがあるようです。
そこでこのイベントを通して理想の医師像を固められるよう、目的に共感してくださった医療機関や池袋理数セミナーの卒業生にご協力を頂きました

施設見学だけではない『リアル』な現場!~一日医師体験~
一日医師体験は単なる施設見学だけではなく、診察や回診の実際の現場をドクターに同行し、限られた時間の中で行われる質の高い診察や治療、患者様の心のケアまで考えた細やかな対応を目の当たりにすることができました。

リアルな現場ということもあり、医師体験中に急患の対応が入り、緊迫した処置の現場を間近で見ることができた生徒もいました。医師の素早い判断と対応で、患者の状態がみるみる改善された様子をみて自分が将来目指している職業への憧れと現場で求められる能力の高さを感じたようです。

その他にも医師との懇談の場では、どのような日々を過ごしているか、どうやって今のスキルを身に付けていったのか等、貴重なお話を聞くことができました。生徒は、生き生きとした表情で参加し、熱心に質問をする場面もありました。今回見たこと聞いたことを自分の理想の医師像へと置き換えて考えることができたようです。

■実施内容■
オリエンテーション、カンファレンス見学、院内・回診見学、外来診療、医師・現場スタッフ・患者様との懇談、バイタルチェック体験等

■ご協力いただいた医療機関■
帝京大学医学部附属病院
小豆沢病院
王子生協病院
さいたま在宅医療クリニック
■協力いただいた卒業生■
2004年度 池袋理数セミナー卒業生
帝京大学医学部附属病院 腎臓内科 
豊城大悟(トヨキダイゴ)先生

医師に必要なのは知識と技術だけじゃない!~医療面接講座~
医師に知識と技術があるのは当たり前。
さらに質の高い医療を提供していくためには、コミュニケーション力も必要になります。
コミュニケーションと聞くと、勉強しなくてもすぐにできそうと考えがちですが、実践してみるとその難しさ、影響力の大きさを体感することができます。
そこで、池袋理数セミナーでは毎年、医療面接講座として、医師としてのコミュニケーションの重要性を座学と実践で学ぶ機会を用意しています。

実践では、生徒が白衣を着て、医師役と患者役に分かれて医療面接を行います。
言葉だけでなくノンバーバルコミュニケーションを意識すると同時に、面談内容を記録したり、治療方針を考えたりしなければいけない難しさを痛感していました。
今回実践の中では、無意識に行っている「癖」も実はノンバーバルコミュニケーションの一環であることも学べました。
今回実践の中で、医師役をしていた生徒に「ペン回し」をする癖があり、振り返りの際に患者役の生徒から「ペン回しが気になった。しない方が良いのではないか。」と指摘がありました。
実際に医師が行う医療面接でも「ペン回し」は患者様が気になる動作となるため、注意点の一つとして挙げられています。
医師役と患者役の両方を実践したことで、医師としてのコミュニケーションの取り方と患者様の感じ方を学ぶことができ、コミュニケーションの重要性に気づくことができたようです。

■実施内容■
自己紹介、医療面接とは、会話パターン(ノンバーバルコミュニケーション)、実践等
■協力いただいた卒業生■
池袋理数セミナー2012年度 卒業生
東邦大学医学部4年 森つばさ(写真:左)
帝京大学医学部4年 朝野紗稀子(写真:右)
■講師感想
自分自身が生徒時代にこの講座を受けて、医師という、憧れでありながらも曖昧なイメージの職業が一気に身近に感じ、目標が明確になり勉強に拍車がかかったことを覚えています。
医師像を固めることは容易な事ではありませんが、『モチベーションになりました !』『目指す医師像が明確になりました!』などと声をかけてくれる生徒がいたりと、嬉しい反応が沢山ありました。
医学部生として、理数セミナーに関わる全ての方々、生徒だけでなく、保護者の皆様、先生方、そして卒業生に、『還元』していきたいと思います。
(帝京大学医学部4年 朝野紗稀子)

■最後に
今回のイベントは過去最高参加人数48名となりました。
たくさんの方々のお力添えにより実施することができました。
参加した生徒からは「患者さんの信頼を得られるようにコミュニケーション力を磨き、患者さんの心のケアまでできる医師になりたい」、「実は今まで医師という職業についてイメージがなかったのですが、今回参加して自分が働いている姿がイメージできました。
医師になりたいという思いが強くなり、医師は本当にかっこいい職業だと思いました!」等のたくさんの声を聞くことができました。
特にコミュニケーションについては、将来に向けての自身の課題を発見にも繋げられたようです。
その他、医療現場での課題を知り、問題意識が高まった生徒もいて、将来的に貢献していきたいとの話も出ていました。
今年「一日医師体験」と「医療面接講座」をセットのイベントとして実施したのは初めてとなりましたが、生徒の振り返りの様子から、昨年よりも進化したイベントとなったことを実感することができました。

ご協力いただいた皆様、お忙しいにも関わらず、快くご対応くださり本当にありがとうございました!
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